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一日の朝に見たことのない糸目の少女と仲良くなる夢を見て良い初夢だと思ったのに、初夢は一日の夜に見るものというのをツイッターで知ってがっかりした。そして一日の夜に見た夢は知らない定食屋で何を頼むか悩む夢だった。丼ものが食べたかったのに定食と酒のつまみしかなく、何を食べるか悩んでいる横で店員がずっと待っているので焦って余計に決まらないという日常のささやかなストレスの夢だ。正月からリアルな夢を見せないでほしいし、もうちょっと何かを暗示させるような夢が見たかった。夢と言えば一時期夢占いにドはまりしていることがあって、朝目が覚める度に夢を思い出し夢占いサイトで調べていた。夢さえ分析できれば自分が何者なのかわかるのではないかと思っていたが、毎日脈絡のない夢を見続けるのでその時に一喜一憂するだけで結局何も分からなかった。同じ時期に毎日神社に行きおみくじを引いていた。人生が少しでも好転するきっかけがあればと結構切実な想いで神社に通っていた。しかし大吉であろうと吉であろうと何も変わらずフラットで確実に下降気味の毎日でさすがに神の存在に不信感を抱き始めていた。ある日鬱憤がピークにきていて神社で手を合わせながら罵声を浴びせたところ、さすがに憐れんだのかその日はしばらくご無沙汰だった「大吉」を引くことができ「お、神優しいじゃん」とまた神の存在を信用することができた。夢占いとおみくじは共にノイローゼでかつ完全に無職の時期にはまっていたので今思えば誤った方向への情熱だったなと思う。今朝は初夢で食べれなかった丼ものを食べるべく、お値段高めのハムを厚切りにしてハムカツ丼をお腹いっぱい食べた。このような自分を満足させるための具体的な行動をしていきたい。