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月曜日、6時半に起きる。朝から動悸がした。身体が出社を拒否している。気合を入れる為にさんまの蒲焼の缶詰を卵でとじてご飯に乗っけて食べたのだが、お腹がいっぱいになったからか脈が大きくなって動悸がさらに酷くなった。仕事が始まると顔がどんどんこわばって、口はからからになり、左肩が冷たくなって、ここまで来るとほんとに集団行動がダメなのではと悲しくなってきた。労働ではなく、それ以前の集団行動がうまくいかないのは社会に溶け込むのが難しいことを暗示しているのではないだろか。

 

コツコツ丁寧に積み上げることに憧れがある。もっと言うと静かに積み上げたい。静かに少しずつ積み上げたい。「じゃあ積み上げればいいじゃない」と言われるだろうが、何を積み上げればいいのか全く分かっていない。本物のレンガを積み上げたら大変なことになる。河原で石を積み上げると怖いおじさんがやってきて崩してしまう。

友人が編み物をしているのを見て良いなと思った。熱心に作業をしてる人の横顔は美しいし、手元は見ていて楽しかった。毛糸と棒(なんていうのか分からない)をこねこねするといつの間にか形ができている。「いつの間にか」という言葉が好きだ。「いつの間にか」と「コツコツ」はセットだと思う。「コツコツ作業をしていたら、いつの間にかこんなのが出来上がってました」なんてちょっと間抜けでかわいい。

 

 

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