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金曜日、小学校の頃の友達が楽器を吹いている夢を見る。その友人は小学校以来会っていないので楽器が吹けるのかよくわからないがとてもうまかった。朝からスパゲッティを食べた。朝、時間があればこってりしたものが食べたい。朝ドラを見逃したなあと思いながら地下鉄へ向かう。ハンミョウが私の前を飛んでいたのでしばらくハンミョウについていっていたが、時間がないことに気が付いて急いで地下鉄に乗り込む。いつも私が乗り込むと同時にぼさぼさの髪でウルトラマンのダダのような目の吊り上り方に分厚い唇でとんでもなく死にそうな表情をしている女が降りるのだけど、どんな声を発するのかとても気になっている。というのもその表情から言葉を発するというのが想像できないのである。少し遅く行くと、駅のベンチで決まってツナマヨのおにぎりを食べているのを見かける。毎日ほぼ同じ時間に出るのですれ違う人の顔を覚えてしまった。通り過ぎた瞬間忘れるが、また朝見かけると、ああ、またこの人かとなる。仕事も毎日同じようなことをしているので昨日とか今日とか記憶が曖昧になる。そうしているうちにいつの間にか9月になってしまった。

仕事が終わり家に帰る。涼しくなったので地上を歩いた。秋になると陰影がはっきりして風景が綺麗な気がする。夜、なぜかとてもイライラした。理由がないのがまたイライラする。気晴らしに借りていた邦画を観るが途中でやめてしまった。ウイスキーを舐めて布団に横になるといつの間にか寝てしまった。

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