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水曜日、朝ドラでみつおと時子のやり取りに悶絶していたら寝癖を直すのを忘れてしまい出勤前にパニックになった。走って地下鉄へ。今日も人が多かった。ミサイルを警戒して地下鉄の利用者が増えたのではという仮説をぼんやり考えてたらいつの間にか終点についた。歩いていると前方に社員が見えたので減速し、絶妙な距離を保つ。歩きながら朝ドラのみつおのまっすぐな片想いを考えると胃が痛くなった。職場につくとすでに忙しくなりそうなピリピリした雰囲気だった。最近周りは忙しそうなのだが、私自身はそんなに忙しくはない。ただ周りが焦る雰囲気を察すると怖くて泣きたくなる。我ながら気が弱いなあと思う。

今日は午前の外出が多かった。外出をしている時、風上と風下がよく分からないとこに気づいた。風の基点に立たないと風上になりえないのではないか、風を感じる時、すでに我々は風下なのでは、とくだらないことを考えてると楽しくなり、にやにやしながら歩いていた。

 

よくないとこや難しいことに直面すると思考が停止するのだが、仕事中に思考が停止してしまった。今、思考が停止しているぞというのは分かるので観察してみるとおもしろい。まず時間がとても速く感じる。いつの間にか30分たっていたりする。そして手足の感覚があまりなく、額が膨張しているように感じる。恐らくまったく余裕のない表情をしていたと思う。

寄り道せずに帰宅。切なさとか寂しさとかそういうセンチメンタルな気持ちを排除したいと夕陽を眺めながら思ったけど、夕陽の綺麗さを内臓から感じるにはセンチメンタルでないといけないという結論に至った。内臓が弱っていた時は感情が動くとたちまち胃が縮んでしまってへなへなと座り込んだりしていた。その時は感性を全部捨ててしまおうと思って川に沿って海に毎日向かっていた。川は希望なのだが海はそれに絶望が加わってしまうので到着すると悲しかった。その頃に比べれば私は成長したのだ。今日は会社で電話に出れたし、本も毎日読んでる。こうして日記も書き、人を好きになることもできる。進歩しているのだが、ただかたつむり以下の速度で寄り道をしてるだけなのだ。と強気なことを書いてみる。正直自信は全くない。

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