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5時に目が覚めた。ああ、今日は早起きだなと思い目覚ましを切り二度寝をした。夢に会社の社員が出てきて社員と一緒に演奏会の準備をしていた。何かの指示を出されて、何かを運んでいた。見たことないようなあるような整備された街だった。

二度寝をしたのに遅刻をしなかった。中途半端な睡眠のせいか頭が重かった。仕事は面白いぐらいミスをした。オフィスは綺麗なので、夢で見たやたらと整備された街の延長線上なのかなと思った。薄い膜を通して眺めるように白く濁ってる。

 

仕事終わりにカラオケ屋で楽器の練習をした。カラオケ屋まで暗い住宅街と林を通る。町を歩くのは夜が一番だ。昼の見慣れた顔とは違う。こっそりと道を歩き、車も人も居ない道路の真ん中で立ち止まる。ひんやりとした空気としんとした静けさに包まれる錯覚。「包まれる」というのは良い。布団も好きだし。かまくらを作ったことがないが、入ってみたいなと思う。

三好達治の測量船にある「雪」は、無邪気に寝ている兄弟が雪に守られている感じがして好きだ。彼らは布団に包まれ、家に包まれ、雪に包まれている。真っ暗な空と白い雪。シンシンという聞こえない音。